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CLTの特徴

木を合わせ、心を合わせる
鳥取CLTの高品質・高性能なモノづくり

鳥取CLTでは、JAS規格やAQ認証などの各種認証・認定を取得し、確かな品質と高い性能に自信を持って製品を生産しています。自然にも人にも優しい社会の実現のために、木材の持つ良さはそのままに、品質を高め、使いやすいモノづくりに取り組んでいます。

CLTとは

CLTとは、Cross-Laminated Timber(クロス・ラミネイティド・ティンバー)の略称で、板を繊維方向が直交するように積層接着した木質系材料です。厚みのある大きな板であり、建築の構造材の他、土木用材や家具などにも使用され、1990年代に欧米を中心に発展してきました。低層住宅はもちろん、公共施設や中高層建築物などさまざまな建築物に利用され、日本でも多様な用途が期待されています。また森林資源の有効活用や環境に優しい都市づくりなど、多くの面で注目を集めている新素材です。

CLT
Feature1

高品質

安定した品質

寸法安定性の高い
3層クロスラミナパネル

「Jパネル」と「CLT36」は国産材を乾燥させ、12mmの厚みの木材を、木の繊維方向がクロスするように貼り合わせた3層構造のパネルです。3層に張り合わせることで反りや狂いといった木材の短所を改善し、安定した寸法などの品質や精度を実現しています。

CLT36・Jパネルの3層構造

3層クロスラミナパネルイメージ

JAS規格・AQ認証材として
品質管理を徹底

工場ではコンピューターシステムによる安定した品質管理に加え、人の目によっても厳しく管理し、最終の外集形成の工程で誤差を厚さ0.7mm以内に加工。「CLT36」はJAS規格、「Jパネル」はAQ認証(優良木質建材等認証)を受けている他、さまざまな認定・認証を取得しています。

品質確認

木造軸組構法に使える
国内最薄CLT

構造材として他工法との組み合わせも可能なCLTは、壁、床、屋根の部材として軸組工法、ツーバイフォー工法のどちらにも使用可能。「CLT36」はJAS基準の直交集成板の中で最薄であり、厚物CLTと比べて汎用性が高く、木造軸組工法でも使うことができます。

木造の施工

健康・安全

使用する接着剤は
体に安全でしかも少量

建物を利用する人が健康に暮らしてほしいから、シックハウス対策の安全な接着剤を使用しています(F☆☆☆☆)。一般の構造用合板は、多量の接着剤を使って薄いべニアを何層にも固めていますが、無垢のひき板を貼り合わせているので接着剤の量も少量です。

ホルムアルデヒド放散量グラフ
鳥取CLT
Feature2

最軽量級なのに強い

耐震性能

床・屋根の水平構面で
耐震性能を発揮

構造と仕上げ材を兼ねる「Jパネル」と「CLT36」は、床・屋根の水平構面としても利用可能。耐震実験によって床剛性の高い性能も証明され、床や梁などに所定の釘やビスでしっかり止付けることで、安定した水平構面を確保しつつ天井材や床材として使用できます。

  • 梁・柱だけでは
    建物がひしゃげる

    梁・柱だけでは建物がひしゃげる

  • 火打ち梁では
    頼りない

    火打ち梁では頼りない

    床倍率
    1.0未満

  • CLTを所定の釘やビスで
    留つけると床が固まる!

    CLTを所定の釘やビスで留つけると床が固まる!

    最大で床倍率
    4.5

※ハウスプラス確認検査(株)の評定による

必要な壁倍率に合わせた
多様な設計が可能な耐力壁

地震などに強い建物を造るためには、耐力壁をバランスよく配置するとともに、水平構面を固めることが重要です。鳥取CLTでは強い構造体を造るために数々の実験に取り組み、「Jパネル」は耐力壁の大臣認定等を取得。必要な壁倍率に応じた多様な設計が可能です。

耐力壁

最軽量

人の手で持ち運べる
多様な設計が可能な耐力壁

「CLT36」はJASの基準を満たす厚さ36mmの国内最小最薄の直交集成板(CLT)です。木造軸組工法で使えるため汎用性が高い、人の手で持ち運べて施工性が良い、他のCLTと比べて使用材積を減らせて低コスト等、さまざまなメリットがあります。

CLTの厚さ
建築中のCLT
Feature3

木材ならではの快適空間

無垢の木の
心地よさ

木の香りと温もりを感じる
無垢の木の心地良さ

無垢の挽き板を合わせたパネルなので材質は木そのものです。構造材でありながら仕上げ材としても用いることができ、木目を現しとした空間は、見た目や触り心地、香り、温もりなど、五感でやすらぎを感じることができ、快適なリラックス空間を創出します。

木のパネル

他工法とのハイブリッド建築で
ビルなどの大型建築に木質空間を創出

CLT+鉄骨造やRC造など、他工法とのハイブリッド建築の登場により、耐震・耐火の安全性を確保した木造中高層ビルや大型建築の実用化もスタートしています。通常、構造部分は隠蔽されますが、CLTはデザイン性を兼ね備えた構造躯体として、そのまま現し仕上げに利用できます。

木質空間

保温性能

木材が持つ
優れた保温性能はそのままに

木材、特に国産杉は他の樹種と比べても断熱、蓄熱保温性に優れ、断熱材をサポートする役割を担っています。特に蓄熱保温性能は他の素材には望めない優秀さであり、冷暖房のランニングコストの抑制が見込める等、快適な省エネ空間を可能にします。

床板に触った時の接触面の温度低下

調湿性能

冬の過乾燥や
梅雨のジメジメを防ぐ調湿性能

木材は吸放湿性能に優れ、乾いた木材の細胞は、湿った空気に接すると空気の湿気を吸収し、空間が乾燥している時は水分を放出して室内の湿度を調整してくれます。このため冬の過乾燥や梅雨時のジメジメを防ぎ、季節を問わず快適に過ごすことができます。

CLTとJパネルの水の吸収
CLTの部屋 写真提供:株式会社シンケン
Products

商品紹介

JAS規格
CLT36

非住宅
物件に

人の手で持ち運べる国内最軽量のCLT

AQ認証
Jパネル

写真提供:
Ms建築設計事務所

住宅
物件に

床・壁・造作に、国産材三層クロスラミナパネル

  • グッドデザイン賞2001 中小企業庁長官特別賞
  • 第10回エコプロダクツ大賞
  • ウッドデザイン賞2016