36㎜厚CLTを音楽小屋のベンチに使用した事例(神成建築計画事務所)
36㎜厚CLTを音楽小屋のベンチに使用された事例です。古くからの住宅地の敷地の一部に、楽器演奏が可能な小さな家(小屋)を建てるという計画。フルート奏者の建主の希望で、響きの残る演奏空間とするため、反射音を拡散させる工夫がなされ、家全体が木製楽器のようなイメージとなっています。内部も、休憩スペースや演奏空間を見下ろせる屋根裏のようなロフト状空間などが設けられています。その一角に、長いベンチが設けられ、くつろぎスペースを作っています。
ベンチは、ジョイント部分が斜めにカットされる工夫も凝らされてます。
この音楽小屋は、第29回(令和4年度)千葉県建築文化賞受賞を受賞。写真からも伝わる、すてきなデザインが評価されています。
建物の概要
竣工 | 2021年10月 |
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CLT使用部分 | ベンチ |
用途 | 音楽小屋 |
所在地 | 千葉県習志野市 |
設計 | 株式会社神成建築計画事務所、建築設計ユニットKtM、Miu建築工房の協働設計 / 構造設計:(株)山脇克彦建築構造設計 |