【役立つJパネル実用例】 (床編)
今回は【役立つJパネル実用例】です!実用例、注意事項・床倍率を確保するには・施工後の処理についてなど詳しくご紹介いたします。
【役立つJパネル実用例】(床編)

<例>1階の天井に使用(Jパネルは火打梁が不要)
【Jパネル実用例 第1段】
ということで、Jパネルを床に使用する際の例をご紹介いたします。
代表的な使い方として、2階の床(兼)1階の天井に使用する方法があります。
これはJパネルのみで表面を2階の床(フローリング)とし、裏面を1階の天井にすることでJパネルを貼ればおしまいという画期的な方法です。
ただし、注意点もございます!
1.杉は傷がつきやすい(反面柔らかみがあり、子ども・お年寄りに優しい)
2.足音などが響く(家族の生活音なので慣れてくる様子)
3.配線が見える(モールやレールなどを使用する)
これらは事前に説明をし施工することで、問題なく施工できるかと思います。
傷に関してはむしろ無垢に近い木材という強みをうまく説明して使用し、他社との差別化を図っておられる工務店様もございます。
また、配線はレール選びなどで逆におしゃれに仕上げることも可能です!
もちろん、1階の床にも使えます!!

(ハウスプラス確認検査(株)木質構造委員会の評定仕様)
上図のようにJパネルを床に使用し床倍率を確保する場合、4種類の留め付け方法があります。
(仕様1): 鉄丸釘N90@150ロの字(四周)打ち
床 倍 率 : 4.5倍
(仕様2): 鉄丸釘N90@150川の字打ち
床 倍 率 : 2.0倍
(仕様3): ネダノットL70@200ロの字(四周)打ち
床 倍 率 : 3.8倍
(仕様4): ネダノットL70@250川の字打ち
床 倍 率 : 1.7倍
「評定の適用にあたっての注意事項概要」
(1)構法:在来軸組み工法
規模:3階建て以下、延床面積500m2以下
(2)割付の規定<各仕様共通>
Jパネルの割付は芋張り配置とし、Jパネル寸法に端数(間崩れ)がでる場合には、Jパネルの短辺長さ600mm以上となるように割付を行う。ただし、階段室等Jパネルが連続していない場合は、Jパネル短辺の最小寸法は910mm以上とする。
その他、床組みの規定等もございますので、資料をご希望の方はお気軽にお申し付けください。

おすすめの仕様は(仕様3)のネダノットL70を使用する方法です。
床に使用する場合は、座掘りをし埋木をすることにより、目立たずキレイに仕上がり引っ掛かりもなく安全です!

(左側:無塗装)(中央:一度塗り)(右側:二度塗り)
汚れ対策にもなり光沢が美しく木目が映える。艶なしタイプもおすすめです。

(左側:無塗装)(中央:一度塗り)(右側:二度塗り)
黒やダークブラウン系はさらに木目が際立ちます。
弊社コンセプトブックには実際に床のJパネルに黒の自然塗料を塗り、木目を際立たせた事例を紹介しています。
コンセプトブックは下記より(3枚目に塗料の事例有り)
コンセプトブック ver.4
天然オイルや自然塗料を塗り仕上げるのも、木目が際立ちおすすめです!
また、汚れや経年変化対策にも有効です!
しかし、強い陽射しなどの影響によりある程度の変化はやむおえないものです。
経年変化を楽しむのも天然素材である木の特徴の一つと思っていただくのが良いかもしれません。
近年、住宅の「高気密高断熱化」が進み「HEAT20G2・G3グレード」の住宅が注目され、省エネルギー化や脱炭素化に向けた取組の一層の充実・強化が不可欠となっています。
そんな中、他社との差別化として「Jパネルを床に」使ってみませんか!
体感温度にとって重要なのは、床面です。
床下にいくら高性能で分厚い断熱材を使用していても、床表面の温度が低く、熱伝導率が高い素材が使用されていれば、足が冷えて快適にはなりません。
その点、杉は柔らかい分熱伝導率が低くいので、暖かみを感じます!
まずはロフトなどからチャレンジしてみませんか!?
また、「短辺方向にも実を付けたエンドマッチ加工」も可能です。
※ただし、評定は長辺方向のみ実ありの商品でしか受けておりませんので、ご注意ください!!
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●用途別価格表もございますので、お気軽にお申し付けください。
●その他、無節商品などの特注品もご相談ください。
●工場見学いつでも受付中!お気軽にどうぞ♪
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